こんにちは!鹿児島でランニング・マラソンサークルをしている”かごしまSONIC”代表の宮原です。
ランニング中に吐き気や体調不良に見舞われたことはありませんか?
ランニング中の吐き気は、誰にでも起こりうる症状です。しかし、適切な対策をとることで、快適なランニングを楽しむことができます。
今回のブログでは、ランニング中の吐き気の原因と予防策、水分補給のコツ、食事面での注意点などを詳しく解説します。
ランニングを邪魔する吐き気に悩まされることなく、楽しくランニングを続けられるよう、役立つ情報をお届けしますので、ぜひご参考ください。
ランニング中の吐き気の原因

ランニング中に吐き気を感じる原因は様々あります。
ここでは、吐き気の主な原因をいくつか紹介します。
脱水症状
ランニング中、汗をたくさんかくことで体液を失う可能性があります。
体重の4%以上の体液を失うと、胃腸が水分を正しく吸収することをやめ、体調が悪くなることがあります。
その結果、吐き気やめまいを感じることがあります。
腸の運動の乱れ
ランニング中の長時間の運動や激しい運動により、腸が揺れすぎることで腸の動きが乱れ、吐き気を感じることがあります。
血流の低下
ランニング中は通常、腸に送られるはずの血液が筋肉に送られます。
そのため、胃腸への血流が低下し、動きが乱れることがあります。
血流の低下により、胃酸の逆流や腸の活動の低下が起こり、吐き気や腹痛を引き起こす可能性があります。
不安や緊張
大会やレースなどの緊張を感じる状況では、アドレナリンの分泌が増えます。
脳と腸は繋がっているため、不安や緊張が吐き気や胃腸の不調を引き起こすことがあります。
これらの要素が組み合わさることにより、ランニング中に吐き気を感じることがあります。
ただし、個人によって異なるため、自身の体質や状況に合わせた対策や解決策を見つけることが重要です。
ランニング時の吐き気を予防する!走る前の注意点

ランニング中のトラブルを防ぐために走る前に気を付けるべきポイントをいくつか紹介します。
ランニング時の吐き気を予防する『食事』
ランニング前には、高酸性の食品や飲み物を避けましょう。これには柑橘類(オレンジ、ベリー類、グレープフルーツなど)や高酸性のジュースなどが含まれます。
高脂肪、高タンパク質、高繊維の食品も避けるべきです。
これらの食品は消化に時間がかかり、ランニング中に胃もたれや吐き気を引き起こす可能性があります。
ランニング前に食事をする場合は、2時間以上前に摂るようにしましょう。ただし、何か食べなければならない場合は、消化の良いものを少量摂ることをおすすめします。
ランニング時の吐き気を予防する『調整とトレーニング』
ポイント練習としてビルドアップ走や30km走などを行っている場合は、つなぎのジョグが重要です。
これはアクティブレストとして、体調を整える役割を果たします。
疲れがたまる傾向がある場合は、同じペースでの練習が続いている可能性があります。
練習にはメリハリをつけることが重要です。
ランニング時の吐き気を予防する『体調管理』
大会の前日は十分な睡眠をとり、しっかりと朝食を摂ることが大切です。
長時間の運動になる場合は、走る前だけでなくランニング中も水分や糖分の補給が必要です。脱水やハンガーノックは早めに対策をとることが重要です。
これらの注意点を守ることで、ランニング前のトラブルを最小限に抑えることができます。
体調管理や食事のバランスに気を付けながら、楽しいランニングを実現しましょう。
ランニング中の水分補給のコツ

ランニング中には、適切な水分補給が非常に重要です。
水分補給を十分に行うことで、脱水や体力の低下などの問題を予防することができます。
ここでは、ランニング中の水分補給のコツを紹介します。
定期的な水分補給を心がけよう
ランニング中は、のどが渇いているかどうかに関係なく、定期的に水分補給を行うことが大切です。
定期的な水分摂取により、体内の水分バランスを保つことができます。
ランニング前だけでなく、走っている途中でも水分補給を忘れずに行いましょう。
スポーツドリンクを飲もう
水分補給には、スポーツドリンクがおすすめです。
スポーツドリンクには糖分が含まれていますが、それにより体内の水分吸収が促進されます。
ただし、糖分を補給するにはスポーツドリンクだけでは足りません。
エナジージェルや食品など、糖分を含む食品も摂取するようにしましょう。
給水所を活用しよう
市民マラソン大会などでは、給水所が設置されています。
給水所では飲み物だけでなく、あんパンやバナナなども提供されることがあります。
給水所では必ず何か口に入れるようにしましょう。
脱水や体力の低下を防ぐためにも、給水所の利用は重要です。
個人に合わせた水分補給を心がけよう
水分補給は個人によって異なる場合があります。
気温や湿度の変化によっても、水分の必要量は変わることがあります。
自分の体調を確認しながら、適切な水分補給量を見つけるようにしましょう。
以上がランニング中の水分補給のコツです。定期的な水分補給と適切なドリンクの選択により、ランニング中のトラブルを予防しながら快適なランニングを楽しむことができます。
食事面での対策

ランニング中のパフォーマンスや体調管理において、食事は非常に重要です。
以下に、食事面での注意点と対策をまとめました。
ランニング前は食べ過ぎない
ランニング前に食べ過ぎず、胃に負担をかけないようにしましょう。
過度な食事は胃の消化に時間がかかり、不快感や吐き気の原因になることがあります。
高脂肪、高タンパク質、高繊維の食品は消化に時間がかかるため、ワークアウト前には避けましょう。
胃の中に長く留まることで、ランニング中やその後に胃もたれや吐き気が起こる可能性があります。
適切な水分補給を心がけましょう
ランニング中は水分と糖分を定期的に補給する必要があります。のどが渇いていなくても、早め早めに水分と糖分を摂りましょう。
スポーツドリンクは水分補給に適しています。
糖分が含まれているため、「太りやすい」というイメージもありますが、体内への水分の吸収率が高まるため、積極的に摂取しましょう。
スポーツドリンクだけでは糖の補給には足りないため、エナジージェルやバナナ、おにぎり、チョコレート、ようかんなど、糖分の入った食品も摂取しましょう。
ランニング後の食事で栄養補給をしっかり行いましょう
ランニング後は体のエネルギーが不足しているため、栄養補給が重要です。
タンパク質や炭水化物など、必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
運動後は早めに食事を摂ることが疲労回復や体作りに効果的とされています。食事の時間はランニング終了後30分以内を目安にしましょう。
食事が喉を通らない場合は、プロテインを活用することもおすすめです。運動後に必要な栄養素を手軽に補給することができます。
食事とのタイミングにも注意しましょう
ランニング前には、食事のタイミングを適切に設定しましょう。
食事の量や内容、体質によって必要な食事との間隔は異なるため、自身の体調を確認しながら最適なタイミングを見つけましょう。
早朝ランニングなど、食前にランニングを行う場合は、水分補給を意識して行いましょう。
体の水分が不足しがちなので、スポーツドリンクなどで補給するのがおすすめです。
以上の対策を実践することで、ランニング中の胃の不快感や吐き気を軽減し、パフォーマンスの向上につなげることができます。
個々の体質や体調に合わせて、適切な食事プランを立てることが大切です。
運動習慣と体調管理の重要性

運動習慣と体調管理は、健康を維持する上で非常に重要な要素です。
適度な運動を定期的に行うことによって、体の健康を促進し、病気の予防や症状の改善に役立ちます。
運動の効果
運動にはさまざまな効果があります。まず、体力や筋力を向上させることで、日常生活の動作がスムーズに行えるようになります。
また、運動によって血液循環が促進され、免疫力が向上し、ストレスや不眠の改善にも役立ちます。
運動習慣の重要性
運動を一時的な活動とせず、継続的な習慣として取り組むことが大切です。
理想的な運動習慣は週に3回以上、30分以上の有酸素運動を行うことです。
しかし、スケジュールの都合や体力の問題で一度も運動をしていない人でも、少しずつ始めることができます。
例えば、歩くことやストレッチをすることから始めてみましょう。
体調管理をしっかりと行いながら、定期的な運動を継続して行うことで、健康な体を維持することができます。
無理なペースで走り吐き気が起こらないように、自分の体の状態を把握しながら適切な運動を行い、心身の健康を保つようにしましょう。
まとめ

ランニング中の吐き気の原因と対策、走る前の注意点、水分補給の方法、食事面での配慮、そして運動習慣と体調管理の重要性について、ランニングを楽しむために必要な知識を詳しく紹介してきました。
ランニングを続けるためには、自分に合った対策を見つけ、無理のない範囲で継続的に取り組むことが大切です。
ランニングを通して、心身ともに健康で充実した日々を過ごしていただけることを願っています。